「素盞鳴尊」 2006,May









-[素盞鳴尊(スサノオノミコト)]-------------------------------------------
どうみてもただのホームレスですが、違いますよ(何


対戦カードゲームでは極大攻撃力を誇る属性ということで、
こちら側に敵意殺意満々という感じで描きました。

-[スサノオ容姿]---------------------------------------------------------
荒ぶる恐神ということで、海を大荒れにしました。
(海の塩辛さと寒さと風を描くのに苦労しましたが、うまくいったと思ってます)
そしてミスマッチなマザコンっぽさを出す為に、やや愛嬌のあるヒゲにしてみました。
またスサノオは大剣が似合うと思い、海に堕ちて錆びた青銅草薙の剣を持たせました。
腰差しは十掴の剣です。


さらに、スサノオは午頭天王ということなので、生えかかった角とし、鬼子としても
表現し、恐ろしさと忌み嫌われる要素を加えました(ちなみに牛革の肩当てを装備。)

そして見所は、スポーンのマントのようにたなびく、ボロボロの衣服でしょうか(笑

イメージカラーは碧色で、彩度の欠けたすさんだ渋い色で統一しています。
-【武装】---------------------------------------------------------------
1草薙の剣。
    源平の乱、壇ノ浦で安徳天皇とともに海に沈んだ草薙の剣を、
    大海原の主であるスサノオの手に渡ったのだと想像。
    青銅の大剣なので、緑色に錆ついています。
2十握の剣(トツカノツルギ)。
    「ツカ」は長さの単位で一握りの手の幅。すなわち十握りの長さの剣。
    手幅9cm×10で刀身90cm。昔の平均身長150cmだった頃も考慮すると、かなりの長物である。
    スサノオの常時装備している剣であり、当時、最大強度を誇る兵器『鉄剣』である。
    古くは父イザナキが所持しスサノオに継承され、その息子イソタケルにも渡ってゆく。
    また天孫光臨時に、武甕槌神も所持。神武天皇の東征時にも布都御魂剣として
    献上され、剣神・経津主神は剣の神格化した姿ともいわれている。

    また姉・天照との誓約にて使用され、宗像三女を顕現させた剣でもある。

     デザインは、鉄らしい無骨さを出す為、装飾は極力控え、
    鞘は十握分.というような区切りをし、黒い管で覆わせてみました。
【服装】
3朽ちた羽織り。
    ボロボロの羽織で、荒れくれ者である感じを表現し、
    高天原を追放され、昼夜風雨の中を放浪辛苦を重ねた風貌をあらわしました。
    また、息子イソタケルとともに国造りの旅をする際、
    体中の毛から木々を作ると聞いたので、体毛を意識しました

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性格はガサツで自己中で、かあちゃんには甘えん坊。
…という感じでしょうか。

スサノオは悲愴にさめざめと泣き、傍若無人に乱暴をはたらき、
そして誰かの為に前へ出る勇ましい漢です。

そんな多面性を持つ素盞鳴尊を、櫛名田姫神や神大市姫神などの諸神で
表現できればと思います。
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