「櫛名田姫神」2006,May








---[櫛名田姫神(クシナダヒメカミ)]---------------------------------------
 幸せそうな家族写真ですねぇ。

対戦カードゲームにおいて、木属性は癒し効果に特化すると聞き、
家族と、その穏やかさを強調しようとしました。
なかでも主役の櫛名田から、母を感じさせようと意識しました。
-[全体のデザインについて]-----------------------------------------------
【櫛名田】
基本的に飾りッ気のない服装を意識しました。

また、名に櫛の字がつくことから、長く美しい髪を持つ御仁という風に描きました。
KANON(カノン)の秋子さんっぽくね(死

当初は生贄にされそうな表情や仕種を考えていたが、スサノオとの関係性を強めたいと思い、
今のような感じになりました。

今回は腕に五十猛と、五十猛への父からの賜物大剣"十握剣"を抱いています。
八王子なんてのも書いて見たかったのですが、全員知らないのでパス;

場所は天高原を思いよぎらす、ただの黄金の稲田で、櫛名田の穏やかさを表してみました。
【素盞鳴尊】
お待ちかね〜。
一応、断っておくと、私の描いた3人のスサノオは全部同一人物です(=■=;;
スサノオの項で言ったように、生えきった角と,はと胸により、
スサノオを午頭天王としました。
[午頭天王]
疫病の蔓延時に、「疫病をはやらせる神」と「疫病をはやらせる神を支配する神」がいると言われ、
「疫病をはやらせる神を支配する神」を[午頭天王]と言われました。
午頭天王とは、インドの祇園精舎の守護神であり、仏教とともに、中国・韓国を経て日本に伝わり、
激しく荒々しい気性などが素戔嗚尊と類似しているので、両神の習合になったと言われています。

-[午頭天王のデザイン]---------------------------------------------------
服装のデザインとしては、午頭天王は基本的に赤で描かれることが多く、
基本カラーを赤に置き、また、午頭天王になったスサノオは
大剣から双刃の斧に持ち替えており、それに倣いました。
しかし、私はスサノオはポセイドンである。という説にも大変興味があるので、
ただ、双刃の斧にするのでなく、全体を船の象徴でもある、"碇"の形を模し、
また真中の柄の先端を、三叉矛とし、海神ポセイドン色を強めました。
 ちなみに若い頃の肩当ては、腰当てになっており、
混合神である午頭天王さを出す為に、中国風な服装にもなっています。
追伸.
左手に「索」なる捕らえ縄が本来あるのですが、その存在に後から気付き描き忘れました;
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午頭天王のイメージはここの像に強く影響されております;
http://www.kitamoto-mc.org/2004report/20040501okumusashi.htm
家族集合
http://web.kyoto-inet.or.jp/org/yasaka/rekishin.htm
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