「神産巣日神」





天地造化、万物生成の根本神。
大国主命が兄妹の八十神に謀殺されたとき、討火貝比売(キカガイヒメ)と蛤貝比売(ウムガイヒメ)を遣わして蘇生させる。




-[神産巣日神 (カミムスビカミ)]-----------------------------------------
こういう晴れやかな雰囲気の絵は描いたことがなかったので楽しかったです。

-[全体のデザイン]---------------------------------------------------
 高御産巣日神の対となる存在なので、構図を一緒にすることに決める。
 同伴者は神産巣日神が幾度も手助けをした大国主命こと大黒天。

 神を産む神ということで、とにかく生命の満ちあふれる華やかさをイメージしてました。

 神産巣日神と高御産巣日神の服装は、昔の人の描いた掛軸の資料を観たので、
 それをベースにデザインしました。 −初めて、柄の入った服を描いた(無地好き(何。
[場所]
■[葦原之中津国]
 晴天の中津国。神産巣日神は多く地上の神に関わったのと、
 大国主命とのコラボレーションの為、大国主の治める地上にて。

-[神産巣日神の性格]-------------------------------------------------
 高御産巣日神は政治・軍事方面から天照とともに地上界に関わってくるが、
 神産巣日神は世話好きであり、地上の神に積極的に手を貸す。
 果ては大国主命とは母子関係なまでに親密にまるほどだ。
●[大黒天(ダイコクテン)]-----------------------------------------------
 言わずとしれた七福神がひとりである。
 その風貌は、袋と小槌をたずさえ、ゆったりとした黄金の礼服を羽織り、
 顔は福与かな笑みを絶やさない福の神である。
 その起源は、インドの台所に住う神から来ており、
 食物(米)を護ることがリンクして、混合神となった。
 大黒の由来は、台所に住み、油が肌に染み着いてしまったことからきている。
 そしてまた、大黒という言葉遊びから、暗黒神という一面も持っている。
●[少彦名神(スクナヒコナノカミ)]----------------------------------------
 神産巣日神の指の間から産まれた(こぼれ落ちた)という少彦名神。
 絵はそのイメージから、神産巣日神の掌にちょこんとのっている。

 怪我を治す力があるともいい、西洋のパックに似た存在であろう。
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●[討火貝比売(キカガイヒメ)/蛤貝比売( ウムガイヒメ)]-----------------------
 兄弟の八十神によって焼けた大岩の下敷きになった際、神産巣日神の遣わした
 討火貝比売(キカガイヒメ)と蛤貝比売(ウムガイヒメ)により、一命を取り留める。
 実際、貝の汁には火傷に効くらしく、また、昔の塗り薬は小物容器として貝殻に入れており、
 当時、貝は怪我治療に深く関わっていたのである。

 ちなみに二人のデザインは、
 火貝のことを赤貝と解釈し『赤貝のような乙女』という言葉から歳を低めに設定し、
 また余談だが蛤の貝殻からは、囲碁の白石が採れたり、合わせ貝として使ったりと、
 昔の人にとっては遊びの要素が極めて高く、貝自体が小さいこともあるので、
 ふよふよ浮いてる幼子を描くと決定。
  一言で言えばロリーターが描きたかっただk…(死。
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神産巣日神掛軸。
http://www.linkclub.or.jp/~argrath/goka.html



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